Yosuke Suzuki Works

■職務要約

 

在学中にフリーランスCGアーティストとして活動を始めました。

AAAのゲームタイトルから、インディーズゲーム、ハリウッドの映画からアニメーションまで幅広い分野でお仕事をさせていただいております。

プロップ、背景、キャラクター、クリーチャー等のジャンルを問わず、映像用のプリレンダリング用のモデル、ゲーム本編で使われるリアルタイムモデル両方のハイエンドなモデルを制作できます。

デザイン、アニメーション、メカの設計などのスキルを評価していただき、メカに関してはデザインからモデル、テクスチャー、アニメーターが動かせるようにコントロールリグも組むことができます。

直近ではコンセプトモデルの製作の仕事も頻繁に頂いています。

 

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■職務経歴

 

□2013年10月~現在　フリーランスcgアーティスト

 

Urutrahits Station ID of MTV

MTV

映像作家である牧鉄兵氏のディレクションのもとMTVの番組内で使われる映像を手がけました。

自分は牧氏が提示したラフを元にデザイン、モデリング、テクスチャー、ルックデブ、ライティング、

アニメーションと3dの全ての作業を担当しました。当作品は「2014年の映像作家100人」の牧鉄兵氏の

ページで取り上げられています。

 

ナガシマスパランド　ポケモンアドベンチャーキャンプ　ふしぎの森と迷宮やしき

ナガシマスパーランド

映像作家である尾内丞二氏のディレクションのもとナガシマスパーランドにてオープンしていた

「ポケモンアドベンチャーキャンプ　不思議の森と迷宮屋敷」にてアトラクションで使われる映像を手がけました。主に背景のモデリングとポケモンのアニメーションを担当、またプロジェクションマッピングをするための立体造形を3dでデザイン設計、工房のためにデータを調整する作業も担当しました。

 

audio-technica PREMIUM GAMING HEADSETS ATH-PDG1 ATH-PG1

audio-technica

audio-technicaのフラッグシップゲーミングヘッドセットのwebページで使うイメージの作成を行いました。クライアントからプロダクトの写真をいただきそれをもとに忠実に3dモデル、テクスチャーを作成

しました。それらのモデルをクライアントの要望に従いライティング、レンダリング、コンポジットを

行い提出をしました。

 

Blade Runner Black Lotus

SOLA DIGITAL ARTS

プロップのモデリングを担当。スクウェア・エニックス時代の先輩に誘っていただきフリーランスとして仕事をさせていただきました。SolaDigital様より依頼を受けたプロップ等を頂いたアートを元にモデリングをしました。いくつかのプロップはアートがブレードランナーの世界観と合っていなかったためモデリングスーパーバイザー、ディレクターの承認のを得たうえでアートの雰囲気を残しつつブレードランナーの

世界観に合うようにデザインをしつつモデリングをしました。

 

NHK アセットライブラリー

NHK,modelingCafe

NHKのアセットライブラリーに使う建物のアセットとテクスチャーを作成しました。

 

FInal Fantasy 16

SQUARE ENIX,modelingCafe

Final Fantasy 16のカットシーンの1ロケーションのモデル制作、スカルプト、ルックデベロップメント、

植生のスキャッタリングを担当しました。

キャラクターのクオリティが非常に高かったため、キャラクターが入っても違和感がないクオリティに仕上げました。また、当プロジェクトでは4kでの対応が必要だったため、ハイデティールかつレンダリングの負荷が高くなりすぎないように工夫をしました。

 

FInal Fantasy 14 黄金のレガシー

SQUARE ENIX,modelingCafe

Final Fantasy 14のプロモーションムービーで使われた大門、王宮のデザイン、モデル制作、ルックデベロップメントを担当しました。

大門は大まかなシルエットは決まっていたものの細かいデザインはなかったため、こちらでデザインの提案からモデル、テクスチャー、ルックデベロップメントまで行いました。

王宮はコンセプトアートがあったためそちら準拠で制作を進め、細かい箇所やコンセプトに描かれていない箇所はこちらでデザイン、モデルを完成させました。応急のモデルはFinal Fantasy 14 黄金のレガシーのメインビジュアルに使用されました。

 

FInal Fantasy 7 rebirth

SQUARE ENIX,modelingCafe

Final Fantasy 7 Rebirthにてジェノヴァ像、ギ族の洞窟の巨像、クエストボード4種類、クエストマシンのハイモデル、リアルタイムモデル、テクスチャーの作成を行いました。

ジェノヴァ像に関してはコンセプトアートが鮮明でなかったためデザインの提案から行いました。

またクエストボードに関してはプレイヤーが繰り返し訪れるアセットの為あまり派手さはないアセットでしたがクオリティを求められました。

クエストマシンではメカのギミック、アニメーションもこちらで提案、作成をしました。

 

未発表作

Nintendo Pictures

Nintendo Picturesにて3dアセット制作を行いました。

SQUARE ENIXにてゲームのシネマティクスムービーを手掛けていた経験を生かしハイエンドのアセットを制作しました。

また、Nintendo Picturesが立ち上がったタイミングでの契約だったため、幅広い経験をベースに仕様書の問題等の修正、提案も行いました。

 

未発表作

Cygames　シネマティクス室

当時ディレクターであった井出氏のディレクションの元でハードサーフェスのアセット、背景の制作を担当しましました。

デザインからモデリング、メカニカルデザイン、アニメーターが使うためのコントローラーの製作、特殊なルックデヴと非常に高度な技術を要求されました。

 

楽園追放 心のレゾナンス

東映アニメーション

楽園追放　心のレゾナンスにてハードサーフェスモデラーとしてメカのモデリング、ギミックのデザインを行いました。監督である水島氏のリクエストでデザイン業も担当しました。

東映アニメーションとの業務委託契約の契約終了後もプロデューサーである野口氏と監督である水島氏よりそれぞれ指名をしていただき、コンセプトアートや3dモデルの作成をフリーランスのアーティストとして手掛けています。

 

IZON

クリーク･アンド･リバー社

造形作家である”yoshi”氏の作品であるIZONにて背景アセットの製作を担当しました。

yoshi氏は自分が浪人時代に通っていた画塾のOBであり、そういったご縁の等のつながりで仕事をさせていただきました。インディーゲームではあるものの作家性、クオリティを担保しつつ製作をしました。

 

ティザームービー公開済みタイトル

genDesign

“ワンダと巨像”や”人喰いの大鷲トリコ”等を手がけられた上田文人氏のスタジオであるgenDesignにて3dアセットとアートのリードアーティストを担当しました。

コンセプトアートがないアセットを主に担当し、世界観、プランナーから要望が上がったゲーム体験に合わせたアセットのコンセプトデザインを提案、アセットを制作しました。

背景アセットではプレイヤーの動線等のレベルデザインも込みで提案、アセットの製作まで行いました。

上田氏に自分のデザインとモデリングのスピードを評価していただき作業の様子を録画、ほかのアーティストにテクニックをシェアしてほしいとリクエストをいただき、技術の共有等も行いました。

少人数のスタジオでありながらAAAタイトルのクオリティを出せるように3dアセット、アート面から助力させていただきました。

 

□2018年4月~2019年10月　SQUARE ENIX  ヴィジュアルワークス部

 

 KINGDOM HEARTS 3 

オープニング、エンディング、演出映像

モデリング、テクスチャー、ルックデベロップメント、リギングを担当。当作品ではスタイライズドされた

スタイルとフォトリアルなモチーフが混在していたため、それぞれ作り方を工夫して仕事をしました。

また、ディレクターとモデリングスーパーバイザーにメカのモデリングスキルを評価していただき重要な

プロップを担当させていただきました。また担当したアセットはシネマティックでしか使われない予定が、

ゲームチームに気に入っていただきダウンロードコンテンツにてゲーム内に登場させていただきました。

 

 Final Fantasy Brave Exvius

演出映像

モデリング、テクスチャー、ルックデベロップメントを担当。当作品の仕事は工数を多く割くことができないため短い時間でクオリティーを出さなければならなかったため、判断力を求められる仕事でした。

 

 Final Fantasy 7 Remake

オープニング、エンディング、演出映像

モデリング、テクスチャー、ルックデベロップメント、デザインを担当。当作品の仕事では部署全体での

プロジェクト開始前から先行してスーパーバイザーと共にクオリティー、デザインの方向性のベースとなるマスターショットを作成しました。

またマスターショットの作成後もE3で使われる超大判の垂れ幕に用いられるリデザインも含むセフィロスの刀の3dモデル製作や9カットに及ぶ大規模かつ動きのある背景を一人でデザインからモデリング、

テクスチャー、ルックデブまで担当させていただきました。

 

□2021年4月~2022年10月  Scanline VFX

スタジオのない国からのテストケースのリモートアーティスト

ハリウッドやストリーミングサービスの映画、ドラマ等のVFXを手がけているScanlineVFXのバンクーバースタジオにてスタジオのない国からのリモートワーカーとしてテストで雇用をしていただきました。

自分のデザイン、モデリングスキル、コミュニケーション能力を評価していただき、試用期間の2か月が終わったタイミングで契約社員として再雇用していただきました。

 

adam and adam

本編映像

Netflixで公開された”Adam and Adam”に使われた3dモデルを制作しました。

クライアントのリクエストが1日おきに代わったため、それらの要望にフレキシブルに対応できるように   デザイン、モデル制作を進めました。

また、海外でのスタジオの仕事では珍しくコンセプトが固まっていないアセットがあり、それのデザイン、モデルの製作も担当しました。その際には自分のデザイン力もスーパーバイザーに評価をしていただきました。

 

Aquaman and the lost kingdom

本編映像

Aquaman and the lost kingdomにてヒーローアセットであるキャラクター"オーム”の衣装の3dモデル、

デジタルダブル、フェイシャルブレンドシェイプの製作をしました。

また今作のヴィランが使うブラックトライデントの3dモデルも作成しました。

背景も1ロケーション丸々製作しました。

ショットワークも担当し、俳優のスキャンモデルから表情を作る際のエラーの修正も経験しました。

 

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■ソフトウェア

 

Maya, ZBrush,Plasticity, MoI3d, V-ray, Arnold, Mari, WorldMachine, MarvelousDesigner, Photoshop,

Substance Painter, Houdini,Nuke,  RealityCapture, SpeedTree, UE4,UE5,

 

主にMayaとZBrush、Substance Painterを用いて仕事をしています。

作っているアセットごとに使うソフトウェアを臨機応変に使用してクオリティの向上を目指します。

近年ではコンセプトアートの仕事も多いためPlasticityのようなCADソフトウェアも用いてのサブディブモデルとCADのコンビネーション等様々な手法を用いアートワークを作成しています。

 

■資格

 

普通自動車免許(MT)、中型自動二輪免許、大型自動二輪免許、オープンウォーターダイバーライセンス

 

■自己PR

 

モデリング、デザインスキル

自分の能力の最も優れているのはポリゴンモデリングのスキルです。要求されたモデルを正確かつスピーディーに提供することができます。またモデリングすると同時にデザインをすることが出来るのも自分の長所の一つです。これらのスキルが評価され、デザインを変えつつ3dモデルをテクスチャー込みで短時間で作り直さなければならない緊急対応などの際にディレクターから指名をしていただいていました。

自分の趣味であるバイク等のフィードバックを自分の仕事に反映をさせることでハードサーフェースのモデルでは常に高い水準のモデルを作りディレクター、モデリングスーパーバイザー共に評価をしていただいていました。

またポリゴンモデルだけではなくZBrushを用いたスカルプトの仕事でも評価をしていただいていました。2016年にパリで行われたIA Master ClassではZBrushを用いたスピードスカルプトコンペティションのファイナリストとして招待され、壇上で自分のスキルを披露する機会がありました。

 

近年は3dモデル制作と共にデザイン、モーションも一緒に作成する機会も多く、コンセプトアートがないものでもクライアントのリクエストに沿ったモデルをデザインも込みで制作することが出来ます。

ScanlineVFXではデザインが固まり切っていないため空中に浮いていたモデルを担当、スーパーバイザーからもデザイン能力を評価していただきました。

 

東映アニメーションの仕事では自分のアイデア、デザインとモデリングのスキルを評価していただき、業務委託での契約後も継続してフリーランスのアーティストとして水島監督やプロデューサーの野口氏より仕事をいただいています。

 

genDesignではアセットのデザイン、モデル作成のみではなく、ゲームデザインも含んだアイデアの提案、作成も行い自分の作業できる範囲を広げることができました。

 

フィールドワークも得意としており、ドローンを使ったフォトスキャンによる3dモデル、リファレンスを作成する事もできます。

 

直近ではアナログでの制作スキルも磨いており、光造形3dプリンターを用いた立体造形を作成、シタデルカラーによる筆塗り、エアブラシによる塗装、低融点の金属と超耐熱シリコンを用いた鋳造などあらゆる立体作品の作成も可能です。

 

コミュニケーション

 

自分はスウェーデン生まれドイツ育ちの関西人でありそれに加え3年のカナダでの生活による経験から海外の方とも円滑にコミュニケーションをとることができます。SQUARE ENIXでは海外から来られた方も多く日本語が話せない方もいたために通訳としてパイプ役になる場面もありました。

また、Scanline VFXにて初のスタジオのない国からのリモートワーカーとして雇用をしていただきました。試用期間の2か月が終わった際にコミュニケーション能力、アートスキルに問題がなかったため契約社員として再雇用、他の海外在住のアーティストと同様の仕事を日本からリモートでこなしました。

また、今まで仕事をさせていただいたほとんど全てのスタジオに長期での契約後も仕事を依頼していただけるような関係を築けています。